平成24年度 亀高文子記念―赤艸社賞 受賞者紹介

故・亀高文子氏(兵庫県文化賞受賞者)のご遺族からの寄付をもとに、女性洋画家を対象に平成4年度に創設。同女史が創立した「赤艸社女子洋画研究所」にちなんで名づけられたもので、第一線で活躍する女性洋画家を顕彰するものです。

平成24年度 亀高文子記念―赤艸社賞 受賞者

河本 和子(こうもと かずこ)さん
(神戸市在住)

河本 和子さん

河本 和子さん

河本和子氏は40年余の画歴、20回以上の個展歴を持ちながら、これまで賞には無縁でした。95(平成7)年の阪神淡路大震災では自らも被災。全壊したアトリエから救い出した100号のキャンバスをもとに《少女の居た街》を制作。描かれた少女たちに12歳の時、中国から引き上げてきた自身の人生を重ね合わせたに違いありません。本年、その作品が神戸ゆかりの美術館に収蔵され、新収蔵品展で公開されており、更なる発展が期待されます。

【プロフィール】
1932年東京生まれ
66年より兵庫光風会所属。69年兵庫光風会展で神戸市長賞受賞、70年第56回光風会展初入選、71年第57回光風会展でマツダ賞受賞、73年第6回日展初入選。以降、第7回、第10回、第13回、第14回、第18回、第20回、第24回に入選。

[主なグループ展・個展等]
81年、83年、85年、90年、兵庫県立近代美術館招待出品。
神戸国際会館、東京銀座薔薇画廊、神戸三越ギャラリー、神戸海文堂ギャラリー(82年~99年)、ギャラリー島田(01年~)などで個展を開催。

2013年3月31日まで神戸ゆかりの美術館にて開催中の企画展示「BLUE神戸の抽象画 新収蔵・中右瑛、西村元三朗を中心に」に河本さんの「少女の居た街」が出展されています。
開館時間10時~18時(入館は閉館の30分前まで)、水曜日休館(3月20日(水・祝)は開館。翌21日休館。入場料はおとな200円、小中高・65歳以上100円。

少女の居た街

少女の居た街

「赤艸社賞」受賞者一覧

受賞年 受賞者 所属 年齢
(受賞時)
平成 4年度 中村 百合子 日本美術家連盟会員 61
平成 5年度 ユタカ 順子 新世紀美術家協会会員 57
平成 6年度 鴨下 葉子 立軌会会員神戸洋画会会員 60
平成 7年度 角  迪子 国画会会員 67
平成 8年度 大島 泰子 神戸芸術文化会議会員 58
平成 9年度 坂口 知子 東光会会員 60
平成10年度 津田 仁子 二紀会会員 52
平成11年度 田村 枝津子 無所属(元光風会会員) 80
平成12年度 中辻 悦子 無所属 64
平成13年度 世良 臣絵 一水会会友サロンドートンヌ会員(仏) 89
平成14年度 金月 炤子 神戸芸術文化会議会員 60
平成15年度 浜田 公子 国画会会員 61
平成16年度 山﨑 つる子 無所属(元具体美術協会) 80
平成17年度 藤原 志保 無所属 62
平成18年度 中島 千恵 ル・サロン永久会員(仏) 72
平成19年度 井上よう子 無所属 49
平成20年度 栃原 敏子 無所属 63
平成21年度 児玉 靖枝 無所属 48
平成22年度 善住 芳枝 無所属 46
平成23年度 小林 欣子 日展会友、東光会審査員 66